フォグエンジニア 霧のいけうち

沿革

はじめに

霧のいけうち®は、1954年に池内 博(現、名誉会長)が輸出貿易商社として創業しました。プライドの高い池内は、日本で開発された機械器具だけの輸出を心掛けましたが、当時の日本ではまだ繊維産業が主流で、日本発の開発品といえば人造絹糸レイヨンの生産に関わる限られた物件だけでした。その取扱品の中の一つにセラミック製紡糸口金(Ceramic Spinneret)がありました。

在来の紡糸口金は強酸と強アルカリの双方に耐えうる(金と白金)の合金製でしたので、戦時中に陸軍から供出を強請されて取り上げられました。非常に困却した紡績各社は、代用品としてガラス製か磁器製の口金の開発に社運を賭けました。終戦直前になってようやく磁器製の紡糸口金が出来上がりましたが、終戦と同時にアメリカからナイロンが輸入され始めると、レイヨンの生産消滅と共に消滅してしまいました。

この磁製口金の素晴らしい技術を消滅させたくない池内は、苦心惨憺の末、セラミックスプレーノズルの生産に世界で初めて成功し、1961年彼の出身地である広島県呉市に小さな工場を開設しました。当時の農用防除剤は石灰ボルドー液で、スプレーノズルはアッという間に損耗していましたので、新しい耐摩耗性の高いセラミックノズルは大手農薬散布機メーカーに歓喜して受け入れられました。

これを契機として、世界初のセラミックチップ入りのスプレーノズル、しかも精度保証付きという条件もあって、霧のいけうち®の製品は農用のみならず、各種金属製やプラスチック製のノズルも加え、幅広い業界、即ち、鉄鋼・自動車・運輸車両・エレクトロニクス・製紙・印刷・繊維・食品・温室農業・水産・畜産・エネルギー・医療・福祉・景観・公害防止・などなどの各種業界で広く広く世界に貢献しています。

沿革・歴史

1950 - 1970

1954年 貿易商社として創業
1961年 世界初セラミック製スプレーノズル"CERJET®"を開発
呉工場を開設
1964年 デスケーリングノズル"DSP"を開発
1973年 金属製スプレーノズルを開発
1975年 目詰まり防止型均等充円錐ノズルを開発
1979年 ドライフォグノズル"AKIJet®"を開発、海外特許を取得
西脇工場を開設

1980 - 2000

1980年 ドライフォグ加湿器"AKIMist®"を開発
1983年 製鐵用冷却ノズルを開発
呉第二工場を開設
1984年 樹脂製スプレーノズルを開発
1985年 セラミックと樹脂の一体射出成形ノズル"セルティーム®"を開発
1987年 台湾台北市に子会社(中日噴霧股分有限公司)を設立
1990年 産業空調加湿システムAirAKI®による世界初の加湿業を開始
自洗扇形ノズル"MOMOJet®"を開発
1991年 BIMV二重管ヘッダーを開発
1997年 静電気防止システムの開発・貢献により静電気学会で進歩賞を受賞
1998年 ゴミ焼却場のダイオキシン対策に排煙冷却ノズル"GSIM"を開発

2000 -

2000年 低汽水比大噴量2流体ノズル"GBIM"を開発
2001年 鉄鋼業界向けにデスケーリングノズル"TDSS"を開発
中国/上海市に池内上海代表所を設立
2003年 ノズル噴射式自動洗浄フィルター"ARSフィルター"を開発
西脇工場を増床・増設
2005年 霧+ファンの冷房ユニット"COOLJetter®"を開発
ベトナム/ハノイ市に工場"IKEUCHI VIETNAM CO., LTD."を設立
2006年 濡れない霧の冷房装置"涼霧システム®"を開発
中国/上海市に霧的池内(上海)貿易有限公司を設立
アメリカ/オハイオ州にIKEUCHI USA, INC.を設立
2007年 呉第二工場を統合し呉新工場を設立
2008年 省エネドライフォグ加湿器"AKIMist®E"を開発
オランダ/アムステルダム市にIKEUCHI EUROPE B.V.を設立
2010年 霧で固体・気体を冷却する冷却事業部を設立
2012年 温室内冷房/加湿システム"CoolBIM®"を開発
セミドライフォグ®吸気冷却システムを開発
中国/蘇州と天津に霧的池内(上海)貿易有限公司の分公司を設立
2013年 セミドライフォグ®大空間冷房システム"COOLJetter®Dome"を開発
セミドライフォグ®加湿システム"COOLJetter®ULM"を開発
セミドライフォグ®加湿ユニット"潤霧®"を開発
1流体加湿システム"AirULM®"を開発
インドネシア/ジャカルタにPT. IKEUCHI INDONESIAを設立
2014年 室外機冷却ユニット"COOLSAVE-D"を開発